ご縁の関係さようなら


 かつて、というか今も大工・工務店は、地縁・血縁・信縁の黄金の縁(えん)ネットワークで、地域に深く根付いています。
当然のことのように、そこでかなりの利ざやをあげ、ご縁がご縁を呼んでいるように繋がっていました。

腕がいい。
職人気質だ。
酒癖は悪いけど、めっぽう仕事が綺麗だ。
間違いない仕事をする。

昔は、それらが受注継続するチカラとコトバでした。
 例えば、昔は、ダレソレさんちの息子に頼んだら、間違いない仕事をするからというのが小さい社会の中で当たり前でした。
 でも、今となっては「作り手」が見えているほうが少なく、家の中を見回しても、顔を知っている誰かが作ってくれたり、付き合いのある人が選んで商っているものの方が少ないです。

 都市型の土地開発、建て売りを買う、などの影響で、大工・工務店は地域との結びつきが薄くなり、更には後継者不足をはじめ大工・工務店の継続そのものが不安定になってしまいました。

 そんな大工・工務店のいま、住まいの相談をしたり、直したり、は、なかなか出来ないのが現状です。
 そうなると大手だから、とか、リフォーム専門店だから、というふうになってしまいます。