住まいは「家族の器」 大地は運ぶことはできません。
そこにしかない「地の利(景色や町なみ)」を使わせていただき、自分たち「らしさ」をカタチにして提案する。
そうしてひとつひとつ創ってきました。
丁寧に、丹念に、少し時間はかかってもココロと手を尽くす、そんな思いが、box bio「opqr-s!」
お金をたくさん出せば、いい家になるとは限りません。
お金をかけるほど、俗悪な家になることがあります。
建築家のアントニン・レーモンドは、建築の経済性とは「決して安くつくるということではない。何事も無駄にしないということだ」と言います。
それぞれの予算には、自ずから限りがあります。限りある予算をいかにバランスよく使うか、それが開いた価格のあり方。
住まいの性能は、安全・健康・安心が基本。 建物の耐震・耐久性は、地震や台風などから家族と財産を守ります。
バリアフリーな設計は、高齢者や障がいをもつ方だけでなく、みんなの生活の安全と結びついています。
人の一日の呼吸量は13,000リットルにもなります。揮発性有機化合物を含んだ建材は、室内の空気を汚し、健康を蝕みます。
木・土・紙などの自然素材を多用し、空気がおいしく、冬暖かく、夏涼しい家をつくります。
断熱・気密を高め、太陽のチカラと風のチカラを利用すること。それも信頼の性能。
自分たちらしい、とはつまり循環型社会に配慮すること。
循環型社会とは、すでに地上にあるものだけで循環させることをいいます。こ
の主役となる素材は、何といっても木です。
50年かけて育った木は50年生き続ける家に、100年かけて育った木は100年生き続ける家にすれば、 その間に木は更新・再生されます。
鉱物資源は無尽蔵に掘り出すこはできませんが、山が健全に保持されれば、木は、繰り返し再生され循環されます。
そして、木の家が生き続ける限り、二酸化炭素は柱や梁、家具などに固定化されます。
さらに、廃棄する場合には、木は大地に還ってくれます。
自然素材は、みんなそういうふうになりたっています。
いままでの建築社会ではあまりにもこうした配慮が足りませんでした。 自分たちらしい生活の幸せの仕組みづくりに取入れたいもの。
そもそも【洗練】とは何なのか?
一時の流行ではなく、家は長い好みにこたえることが必要です。
出来るだけシンプルに、飽きのこないデザイン。それが洗練されたデザイン。
「買う」という概念は、時間とともに陳腐化させ、次の流行を仕掛ける車や洋服で使われる概念です。
家は買うものではありません。
自分たちで創ると、成り立ちがわかります。
成り立ちがわかると愛着が生まれます。
住まいの価値は引き渡したときが一番良い状態ではありません。
傷がついたり、汚れたり、日々家族とともに成長していきます。
いろいろなことがあって価値が高まっていく、それが自分たちで創るということ。